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ぶきっちょママのぼのぼのな暮らし

ぶきっちょママのぼのぼのな暮らし

今からでも大丈夫?母乳育児

あまり吸わせていなかったけど、母乳をやってみたいというかたもいらっしゃるのではないでしょうか。


こんな話を聞いたことがあります。

アフリカでのこと。
不幸にママからおっぱいをもらえなくなった赤ちゃんには、姉やその母が出もしないおっぱいを吸わせるのだそうです。
すると、不思議なことに出るようになるのだとか。

当初私は、母乳には吸てつ刺激がいちばんということを言いたいがための誇大表現なんじゃないの?と思っていました。
でも、別の本でも日本での話を読みました。

これは真実のようです。

ですから、お産を終えて、仕方なくミルクになってしまったママでも、
子育て中なわけですから、母乳育児がもう遅いなんていうことはないんですね。

思い立ったが吉日。
さっそく赤ちゃんに吸わせてみてはいかがですか?

でもね、中にはなかなか手ごわい赤ちゃんもいるんです。
吸ってくれない!!!
そう、ミルクになれてしまった赤ちゃんは、ママのおっぱいはなかなか吸おうとしないことが多いんです。

なぜか?
量に物足りなさを感じる、という赤ちゃんも確かにいます。
でも、これはあまり的確な理由ではないかなと、私は思います。

「嫌がって吸わない、吸ってくれない」というママのおっぱいをなめてみると、実に実にまずい味です。
ひどい時には、おっぱいの色を見ただけで、吐き気が出そうなときもあるくらい、すごい、ひどい味!。

ママが吸わせないでいると、おっぱいの味はまずくなってしまうんです。



ママが、久しぶりにおっぱいをあげようかなと思ったら、まず味見をしてみましょう。

自分で美味しいと思えるでしょうか。
しょっぱい!なんて感じたり、なんだかクドイ味だったりしたら、赤ちゃんは嫌がって飲んでくれません。
私たちだって、嫌な味なら飲みたいとは思わないでしょう?

次に、古いおっぱいは絞りだします。
根気よく、ゆっくりとね。
「これからおっぱいさん、よろしくね」とおまじないをしながら。。

いい味のおっぱいは、さらりとした透明に近い乳白色です。
そう、カルピスのような感じ(オレンジ味ではないですよ^^)

そんなおっぱいになったら赤ちゃんに飲ませてみます。
5分も吸ってくれるなら、いい感じですよ。


そして、ママがおっぱいをあげるときは、気持ちをゆったりとさせることですね。
イライラは、不思議と赤ちゃんに伝わります。
「もう、早く吸ってよお!、もお、いや!!」
なんてイライラしながらの授乳は、上手く吸ってくれない。

赤ちゃんと会話するように、ですね。


さて、ミルクだけでやってきたのでしたら、
まず1回のミルクの量減らしてみます。回数はそのままで。
だいたい1回あたり10~20mlくらい減らしてみます。

今まで100mlもらっていたおっぱいが、90~80mlに減るわけですから、赤ちゃんは泣きます。
泣いたら吸わせる。
次のミルクの時間までは、そうしていきます。

数日すると、おっぱいがたまってくる感じがしてくるでしょう。
もしかしたら、赤ちゃんの泣くのも減っているでしょう。
そうしたら、また10ml減らす。

そんな感じでやってみてください。

私たちの病院で見ていっている方であれば、思いっきりなことも提案出来ますが、1人でなさるわけですから、無理せずにということになるでしょうね。


混合でもいいじゃないですか。
楽しみながら、母乳もできればいい、と楽な気持ちで始めてみてはいかがでしょうか。

不思議なもので、母乳はリラックスしていると、分泌がとても良くなります。
反対に、神経質に事を運ぼうとすると、あまり上手くいかない。
ストレスも同じです。

ゆったり気持ちがいちばん必要なことなんですね。

ですから私たちは入院していらした時点で、だいたい見極めをつけます。
「このママは、どうかな?」とね。

たいていは、予測どおりですよ。

競馬馬のように、あることしか見えていないママには、アドバイスすることもあります。
「肩の力を抜いて、リラックスね。頑張りすぎないでおっぱいやってね」

ミルクだったママが、これからおっぱいに挑戦するのであれば、まずは
「半々にできれば上出来」
と思って、始められてはいかがでしょう。

あまり自分を追い詰めずに、ゆったり気持ちでね。

なお、この間赤ちゃんの体重の増え方は少し穏やかになるでしょう。
でも、おっぱいが出始めるまでのこと、ミルクも併用でいっているわけですから、そんなに神経質に考えなくても大丈夫。

それよりも、何回も吸わせることです。






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